時空を超えた世界のデジタル住民になる
時空を超えたビジネス世界で活動するとき、情報資源へのアクセスを確保することが基本である。情報大航海時代・・・などと日本で言う人がいるが、時空を超えた世界のデジタル住民でなければ情報の発信、蓄積、共有と必要な情報の選別と活用が実感できないのではないか。
人に話を聞いたり、本を読んだりしただけでは分からないことが多い。頭で分かっても体が分かっていないと、分かったと思っていることを活用することができない。ましてやビジネス化をすることなど覚束ない。実感し、その重要性に気づくためにはやはり自らが使ってみることである。
たとえばヘンケルの包丁、ナイフの切れ味がよく使いやすいと知っていても、そのナイフを使ってりんごの皮を剥けるか?ということである。これは使ってみないと分からないだろう。 使ってみたら切れ味が悪いということも分かり、よく調べるとヘンケルの偽物だったということもありうる。
情報の世界では、見たり読んだり聞いたりだけでは実体が分からなくなっている。偽情報やガセネタも蔓延しているし、意図的な情報操作、洗脳的なマーケティング手法も横行している。一般消費者が最も気をつけなければいけないのはフィッシングやファーミングであろうが、ビジネスの世界でも、より正しい判断をするためには氾濫する情報の中から有意の情報を選別しそれらの真贋を判定できる眼や手法を身につけることが求められている。そのためには、見聞きした情報を鵜呑みにせず、使えるものは自らが使ってみるという姿勢が大切である。
ソフトの世界では、オープンソースや消費者参加の開発が進化し、ほとんどの最新技術を採用したソフトを無料で使える。いつも「ベータ版」であるソフトが実用化され、一般人が利用して効果をあげている。そんな時代である。こうしたことを口酸っぱく言い続けることも大切だが、いくら口で説明したり書いたりしても、やはり使わないと分からないということである。
「使いなさい」、「あなたもすぐに使えます」、「分からないことは時空を超えてデジタル原住民に教えてもらえる」、「使えば、その有用性や逆にくだらないことにも気がつきます」・・・そういい続けるしかあるまい。
そういうことを言うためには私自身も使わないと説得力に欠けるのは当然である。 だから、なにかの講演を依頼されたら、その準備の一環として関係するソフトを使ってみる。アカウント登録をしたり、パソコンにダウンロードしてインストールしたりすることが多い。サーバソフトも入手し、環境設定のためにソースを一部カストマイズして、自分のドメインサーバにアップロードしてインストールすることも多い。たいがいのソフトは一時間程度で使い始めることができる。