IBM参入で2007年は企業SNS元年になるか

今年は企業SNS元年になりそうな気配である。SNS機能を含んだ製品がMicrosoftやIBMからも発表されている。ブログやSNSのサービスは始まって5年以上になり、Yahoo!やMicrosoftも2年前から提供している。昨年からの兆候は、個人や企業が簡単にSNSを構築できるツールが提供され、目敏いユーザが使い始めたことであろう。

筆者も昨年10月にオープンソースソフトウェアとを手に入れて設置し、試験運用をはじめた。一個人がMixiクローンを構築・運営できるというのは新鮮な驚きである。 SNSの技術と市場に、俊敏なベンチャー企業が何十社も参入している。

そして昨年末に、Microsoft Office SharePoint Server 2007にブログを含むSNS機能が実装された。IBMは企業向けSNS構築支援ソフト「Lotus Connections」を今年6月までに出荷する。先週、米フロリダ州オーランドで開催された「Lotusphere 2007」の基調講演で初めて明らかにした。 IBMのSNS分野担当のジェフ・シック副社長は、SNS導入の利点を次のように言っている。

「社内外で立ち上がっているブログやコミュニティなどの情報を素早く取り込めるため、業務を効率化できる。さらに有識者からの意見を収集しやすくなるので、業務品質のレベルアップにもつながる」 「我々にとってConnectionsは、新たな市場を開拓するための重要な戦略製品だ。ビジネスにとってSNSがどれだけの効果をもたらすのかは、既に活用している我々がよく知っている」。

発表会場には6000人以上の人が詰め寄ったが、同時並行で開催されたsecond Life内のIBM劇場には7000人以上が参加したという。Social Computing at IBM アメリカにおいても企業向けSNS構築支援ソフト市場はまだ立ち上がっていないが、IBMの参入で変化が起きることが期待される。10年前のグループウェア導入ブームに近い、社内ブログ・SNS導入が始まるのだろうか。

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